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2009年5月31日 (日)

退屈な日曜日

 また雨降り続きな週末です。

 どこかに出かけたくても無理だし、子どもたちも家の中で遊ぶことしかできません。

 一日中、子どもたちに追い掛け回されました。それはそれで楽しいのですが、休日じゃないとできないこともあるし、子どもたちが寄ってくるとできるものもできません。煙草を一本すっているくらいの時間は待ってくれますが、それが限界。

 昨日のビンゴゲームや、ヒメっちが考えたオリジナルの遊びや、プレステのゲーム、絵本を一緒に読んだりと、ずっと子どもたちの遊びにつきあっていました。

 この間、ママっちはどうしていたかというと、食事の支度と洗濯以外は、ずっとパソコンに向かっていました。何していたのか知らないけど。まったく子どもたちの相手をしようとしません。逆に、よくそれで平気だなと思ってしまうくらい。

 私が疲れて横になって少し眠ってしまったとき、ヒメっちも退屈に耐えかねて私の傍で眠ってしまいました。

 この数時間のお昼寝がいけなかった。

 夜中の12時を過ぎても、ヒメっちが眠れないのです。お昼寝をしていないナイトっちは、風呂から出てすぐに眠ってしまいましたが、そのナイトっちの隣でやはり早々に眠ってしまっているママっちの傍で、眠れないと泣きべそをかいています。

 一応私が傍についていましたが、絵本を読んであげたり一緒にテレビを見たりしても、効果がないのです。

 牛乳が気持ちを落ち着かせるらしいということを思い出したのですが、冷蔵庫を開けるまでもなく、牛乳を今切らしていることをヒメっちが把握していました。昨日牛乳がなくなったことと、今日は買い物に出かけていないことから、明らかだというわけです。ほんとに眠くないんですね。

 牛乳くらいなら、マンションの中に買えるところがあるから、そこまで行ってきてあげると言っても、ヒメっちはそれも断り続けていました。寝る前に牛乳やジュースを飲んではいけないと、ママっちに躾けられていることを忠実に守っているのです。

 12時もとっくに過ぎて、それでも眠れないと泣きだすヒメっちを見かねたのか、ようやくママっちも起きだしてきて寝かしつけようとしてくれました。

 少し運動をしてみようと、真夜中にヒメっちの得意なフラフープの練習を15分ほど。この後ママっちと一緒に床に就いたヒメっちは、しばらくしてようやく寝息を立てるようになりました。

 ヒメっちには悪いことをしてしまったとはその後のママっちの弁。昼間から寝るしかないくらいに退屈させてしまっていたことを言っているようです。

 そこまでわかっているのなら、これから先は行動を改めるということなのでしょう。

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2009年5月30日 (土)

簡易ビンゴゲーム

 お昼ごはんはドーナツがいいということで、雨が降る前に少しだけ家族で出かけました。

 たまにしか行かなくなったミスタードーナッツ、子どもたちも嬉しそうです。ヒメっちがまだ小さかったころは、よく来ました。当時のヒメっちよりも、今のナイトっちの方がずっと大きくなってしまった今、足は少し遠のいたけど、たまに来てみると、二人のドーナツの食べ方も実に上手になっているのがわかります。

 その足で図書館によって、眠くなってしまったナイトっちを先に連れて私だけ一足早く帰宅。

 図書館でヒメっちが借りた本は、一年生向けのパズルゲームのような本でした。ナイトっちは、ニホンザルが温泉に入るお話の載った絵本を、ヒメっちのカードで借りてもらっていました。

 子どもたちが読みたい本の傾向が分かれるのも面白いことです。

 ヒメっちはしばらく、自分で借りてきた本を読みふけっていたのですが、そこに載っていたゲームを私と一緒にやりたいと言い出しました。

 ビンゴゲームを簡単にしたようなゲームでした。本のとおりのルールだと、あまりにもすぐに終わってしまうので、やりながら少しずつルールを調整。

・5×5マスの格子に1~25までの数字をランダムにばらまいたものを、私とヒメっちがそれぞれ一枚ずつ作成。
・タテ、ヨコ、ナナメのどれかが一列そろうように、好きな番号に交互に○をつけていく。相手が言ってきた番号にも○をつけることができる。
・リーチ、つまり後一手で一列に○がそろうところまでは自分で自由に好きな番号を言ってよい。
・アガリの番号だけは、自分で言ってはならず、相手が言ってくれた番号であがらなくてはならない。

 この最後に付け足したルールが良かったみたいで、自前のビンゴカードは調子がいいときだと、決着がつくまでに半分以上○が埋まっていることがあります。なかなか盛り上がります。

 でも、ヒメっち、私に一度も勝てませんでした。

 後で聞いてみてわかりましたが、たとえば、ヒメっちは初手の番号を言うときに、中央の番号を選んでいなかったりするのです。多分その後も、できるだけ揃う列が出やすいように番号を選んでいくということをしてなくて、かなりアバウトに番号を決めていただけだったのでしょう。

 それじゃ勝てるわけがない。兵法の基本から学びなおすが良いぞ。

 ただ、互いにルールを調整しあって、ゲームをより面白くしていくということが、一年生ともなるとできるようになっていくものなんだなあと、一人心ひそかに感心している私でした。

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2009年5月29日 (金)

考えすぎなのはわかってはいても

 二人以上の幼い子のいる父親の世迷言です。自分でもわかっていることなので、最初にそう宣言しておきます。

 下の子も自分の意思を出せるようになり、それぞれに自我や個性が生まれ、ものの好みにも個人差が出てくるようになると、子どもたちは様々なことで争いあうようになります。それはまあ、どこでもよくあることだし、言い出したらキリのないことだと思います。

 おもちゃを取り合いしたり、テレビの番組や録画やDVDのどれから見るかの順番で揉めたり。

 毎日がそんなことの繰り返しなのはごく当たり前のことで、おもちゃやテレビで争っているとしても、自然に二人で妥協できるところを探してくれるから、たまに口をはさむくらいでもいいのですが、これがおもちゃやテレビではないものの場合。

 食べ物の取り合いでケンカしている二人を見ると、父親としてはとっても複雑というか、情けない気持ちになってしまうのです。

 たとえばおやつ。これはまだいいです。おやつだから。

 一番堪えるのが、三度の食事のときのおかずを取り合いっこしているときです。私の分がまだ残っていれば、それをあげればいいのですが、子どもたちは私よりずっと食事のスピードが遅いので、私が全部自分のを食べてしまっているときなどは、二人の間で取り合いになることがあるのです。

 戦災や災害の後ならそういうことがあってもやむを得ないかもしれませんが、普段これを目の当たりにするのは、父親としてはちょっと複雑な想いがします。

 子どもは自分の食べたいものは喜んで余分に食べるけど、そのせいで他の食べものを全部食べきれなくなってしまうこともよくあります。言い出したらキリがないことなのは十分にわかっているのですが、家族を食べさせている大黒柱としては、これほど情けないことはありません。

 何よりまず、自分の努力不足を感じてしまうからです。子どもたちが悪いわけじゃないのです。

 私も子どものころは、兄弟と食べ物の取り合いをしました。多分、どこの家庭でも日常茶飯事なんだろうと思います。珍しいことではないと。

 そんなとき、私の父も同じことを感じていたのかなとも思います。

 わかってくれる人、いますか?

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2009年5月28日 (木)

どこかで見たことあると思ったら

 最近、お笑い芸人がたくさん活躍しているのを見かけます。

 少し前までは、代表的なテレビ番組といったら「エンタの神様」くらいだったのに、「レッドカーペット」で人気が出始めたと思ったら、「レッドカーペット」の放送時間が変わるとともに、その時間帯に同番組をスピンアウトさせたような「レッドシアター」という番組がさらに出てきました。

 特に芸をするという内容の番組以外まで含めたら、テレビのどこかのチャンネルでは誰かしらの芸人がひっきりなしに出演しているような状態です。

 笑いというものは大切ですね。

 昨夜も、遅くなってから「レッドシアター」の録画を見ていました。最後まで見ないうちに寝てしまったみたいですけど。

 ここに、レギュラーで出演している柳原可奈子という女性のピン芸人がいます。何種類かの演じ分けをするキャラクターの設定をいくつか持っていて、その極端なキャラで笑いをとる、独特の芸風です。

 今回は、出産が無事に済んで退院を待つ友人の入院先に見舞いに訪れた一児の母という設定でした。このキャラクター、何度か見たことがあります。

 どこにでもいる幼い子を持つママさんらしいのですが、ひとつだけ特徴的なところがあって、「いつどこにいるときでもデジカメを手放さず、自分の育児ブログに載せる子どもの写真を、ことあるごとに撮りまくる」のです。

 オチはいつも、「これで今日の記事は書けるから、じゃあ、そろそろ帰ろっか」とというパターン。どこに出かけるときも、ブログのネタ取材が主な目的で、それさえ満足したらもうその場にはいない、極端なママさんという設定です。

 待てよ、この設定、なんか見たことある・・・。

 あ、俺か。

 確かに私も、ひっきりなしにとまでは言いませんが、子どもたちと一緒に行動しているときにはよく、ブログのネタに使えそうなものを無意識に探しています。細かいコンセプトに違いはあるかもしれませんが、子への溺愛ぶりを形にしただけの自己満足なブログという意味では、さほど変わりはないでしょう。

 ネタ取材が終わったらすぐに帰ろうとまではしませんけどね。

 柳原可奈子の演技が面白くて、またそのキャラ設定がちょっとイタいもので、思わずわが身を振り返ってしまう私です。

 芸人の一人芝居ですけど、見ていてとても参考になりますとも(笑)。

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2009年5月27日 (水)

思い出に残る抱っこ

 ここしばらく、週末にも大したところへ行っていないこともあって、子どもたちの写真をアップすることが少なくなっています。

 そんな中、携帯に保存した写真の中から、最新の一枚。というか、最近撮ったのはこれ一枚きり。

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 先週の土曜日、雨が降っていない方の外出のときのことです。雨は降っていませんが、やっぱり歩いて往復していました。

 ケーキを買って帰る目的があったため、自転車だとほぼ間違いなく、帰宅の途中でケーキが崩れてしまうからです。

 ちゃんと往復歩いてもらうよ、と言っていたのに、帰り道も半分過ぎたところで、ナイトっちが「もう歩けない」とぐずりだしました。

 そんなときに、ヒメっちの母性本能、というか、姉の場合は姉性本能?とでもいうべき心理が働くみたいで、ちっこいのが更にちっこいのを抱えて歩こうとするのです。

 距離にして50メートルくらいでしたが、ヒメっちはナイトっちをこの姿勢のままで運んでくれました。

 ナイトっちも、しばらく抱っこしてもらえたからか、降りてからは元気に歩き始めるから面白いものです。

 元気になりすぎて、このあとまもなく、走って転んで膝をしこたますりむいて、大泣きすることになったナイトっちでしたが。

 その後はしかたなく、ケーキを入れた箱をヒメっちに持たせて、私がナイトっちを抱えて帰ることになりました。

 私自身が子どものころに親に抱っこされていたときのことなどは、もうほとんど記憶にないということを考えると、こんなふうに転んですりむいて、そこからはしかたなく私にだっこされたときのことも、ナイトっちはほとんど覚えていてくれないだろうと思います。

 でも、なんとなくなんですが、姉に抱っこしてもらったことは、ずっと覚えているんじゃないかというう気がするのです。

 根拠は何もないんですけどね。

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2009年5月26日 (火)

小さな命の抵抗

 ナイトっちの風邪は一晩で回復し、今朝は朝ごはんをもりもり食べていました。幼稚園にも元気に登園したようです。一日休むことになったとはいっても、それだけで済んでむしろよかったのかも。

 さて、その夜熱を出したナイトっちの、まだ元気いっぱいだった昼間のこと。

 日曜日の夜はいろいろ大変な騒ぎとなったのですが、日中帯には、また例によって子どもたち二人連れて傘をさして、買い物に出かけていました。

 私一人でよければ、日中帯は大した雨でもなかったので自転車でひとっぱしり行って、用を済ませた後に家族のお昼ご飯を買って帰るだけなんですけど、子どもたちを一緒に連れて雨の中を移動するとなると、傘を差して歩くしかなくなります。

 自宅の傍の小さな森を抜けると、道の端っこで何やらジタバタと動いているものがあることがわかりました。

 小さなアゲハチョウでした。小雨が降り続く中、アスファルトの上を、ヨタヨタと歩いています。羽が濡れてしまって、飛べなくなっている様子でした。左右の羽の形が綺麗に対称になっていなかったところを見ると、蛹から羽化するときにうまくいかなかったのかもしれません。アゲハにしてはかなり小さいし、幼虫のころに十分な栄養が摂れなかったのかも。

 左右非対称のアゲハは、どこに行こうとしているのか、細かい雨が降り注ぐ地面を、ひたすらその細い足で歩き続けいました。

 子どもたちはその可哀そうなアゲハをしばらくじっと見ていました。せめて雨に濡れないようにと、私がアゲハの真上に傘をもっていくと子どもたちも二人とも、自分の傘をかざそうとします。

 でも、いつまでもそんなことをしているわけにもいきません。昼ごはんを買いに来ているんだから。

 帰りにもう一度その道端に寄ってみましたが、もうアゲハチョウの姿はどこにもありませんでした。

 近くにある森の中で育った蝶なのかもしれませんが、生きぬいていくには少し頼りない感じがしました。多分、あのアゲハは繁殖相手を見つけることはできなかったでしょう。でも、子どもたちはそんなことまで気にしていません。

「また飛べるようになったらいいね」

 と、そのアゲハの行方をずっと気にしていました。

 そう、飛べるようにさえなればね。その日の夜はマンションを停電に導くほどの雷雨になったわけなんですが。

 子どもの理科の教材とは「自然」そのものだと、学生のころに教職課程を取っていた私は何度も聞かされていました。今になって、そのときに受けた講義の奥の深さが、わかるような気がしています。

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2009年5月25日 (月)

七転び八起き

 職場から昼休みに自宅に電話してみました。入園して一ヵ月半ほど休まずに通い続けた幼稚園を、ナイトっちは今日初めて休んでしまいました。

 昨夜から始まった急な発熱は、一晩では収まらず、ナイトっちは一日元気がなかったらしいです。

 それでも、夜になるに連れて熱も下がり、食欲も出てきたそうです。起きているときは、いつもどおりよくしゃべるし、おもちゃで遊んでいたりもしていたのだとか。

 午前中に診てもらったときの診断結果は、いわゆるただの風邪の症状。ママっちが、今この時期に発熱したというので、インフルエンザだったら、という危惧をいだいていたようですが、その心配はなかったようです。

 私が帰宅したときにはもう、子どもたちは二人ともぐっすり眠っていました。私が帰宅してから検温したときには、もう熱も36度台まで落ち着いていました。

 多分、こんなことが年間を通じて何度かあるんでしょうね。ナイトっちよりは丈夫そうなヒメっちでさえ、一年間休まずに幼稚園に通い続けた年はなかったくらいだもの。しばらくなりを潜めている小児喘息も、まだまだ予断を許しません。今日みたいに風邪で体力が落ちているときなどに、狙い済まして襲い掛かってくるのが、あのいまいましい喘息の発作というやつです。ナイトっち、よく眠っていましたが、いつもとは違うちょっと変な咳をしていました。

 でも、急な発熱や変な咳をすることが今もたまにあるとはいっても、もっと小さかったころと比べると、回復がずいぶん早くなってくれました。まだまだおなかもポッコリの幼児体系ですが、少しずつ体力が形成されてきているのかもしれません。

 いい傾向ですね。そういう傾向にあるのかどうか、たまに体調をくずさないことにはわからないと考えるなら、今回のナイトっちの風邪にも、意味があったのかもしれません。

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2009年5月24日 (日)

雷雨の夜の火災警報

 日曜日の朝から降り続いた雨は、日が暮れてから激しい雷雨に変わりました。

 リビングの窓の向こうに遠く見える夜空を天から地に向けて、一条の稲妻と、少し後れて聞こえる吼えるような雷鳴に、子どもたちは「怖い」と繰り返していました。

 東京の空では、年にそう何度もお目にはかかれないような激しい雷雨です。

 私は遠くで鳴っている雷を怖いとまでは思いませんが、慣れていない子どもたちにとっては、このときの雷は脅威だったんだろうと思います。

 そして、それに追い討ちをかけるようなことが起こりました。

 お風呂に入っている間に収まるだろうから早くお風呂に行きなさいと、ママっちにせきたてられている子どもたちのもとに、不意にそれは訪れました。

 家中の照明が、一斉に消えてしまったのです。

 どうも、落雷の影響でマンション中の電源が落ちてしまったようでした。

 子どもたちはもう、大パニックです。

 すぐに懐中電灯を探し当て、何も見えない状態ではなくなったのですが、二人ともしきりと「怖い」と繰り返し、すすり泣くように泣いています。

 停電していたのは、ものの20秒から30秒くらいでした。すぐに復旧したし、多分そうなるだろうと高をくくっていた私やママっちは慌てはしないのですが、子どもたちにはその数十秒が、異常なほど長く感じられたのでしょうね。

 私にとっては、電源を入れっぱなしにしいたパソコンが気になって仕方ありませんでした(笑)。まさか停電するなどとは思わなかったので。

 パソコンには異常がないことを確認し、今度こそお風呂に入れるかと思っていたそのとき。

 自宅のインターホンが真っ赤な文字で「火災発生!!」と表示しながらアラームを鳴らし始めました。といっても自宅の中に火が出ていそうなところはどこにもないので、誤作動だと思ってすぐに止めてみると、どうやら隣のお宅のインターホンも同じことを言っているようでした。

 それが何を意味しているんだろうと思っているうちに、マンション内の共用の放送設備から、

「火事です!火事です!五階で火災が発生しました。慌てずに避難してください!」

 という、けたたましい警報が鳴り出したのです。

 五階で、というところが不気味に具体的です。我が家は九階、そして五階というと、ヒメっちの仲良しの同級生、Aちゃんが住んでいるフロアです。

 いよいよ避難のための準備くらいはしたほうがいいかと、貴重品や非常用の備品などをまとめながら、様子を見ていました。避難するといっても、この大雨の中、どこへ逃げろと言うのだろう、などと思いながら。

 九階の我が家の玄関を出ると、同じように玄関を出て様子を見ている人たちがいるところがよく見えます。

 肝心の五階はどうかというと、他の階と変わらず、「どこが燃えているんだ?」というような様子の人たちがいるだけなので、本当に火が出ているのかいまひとつ信憑性に欠けるところ。

 ずいぶんと長い間、火災警報は繰り返されていましたが、やがて、管理事務室からのアナウンスが交代しました。

 雷の影響が考えられるけど、火災報知機にどのように干渉したのかは調査してみなければわからない。マンション内に火災が発生している様子は見られないので、そのまま自宅にいてください、とのことでした。

 まったく人騒がせな。

 このマンションに住んで六年になりますが、インターホンが火災を警告したことも、共用の放送設備が警報を発したことも、今回が初めてでした。まだまだ課題は山積しているようです。いい火災訓練になったと思うことにしましょう。

 ヒメっちは、五階に住むAちゃんのことばかり心配していました。本人はとても怖かったと言っていましたが、自分のことよりお友達のことを先に考えてしまうあたり、ヒメっちらしいといえばらしいです。

 ようやくお風呂に入ることができ、あがったときには10時を過ぎていました。

 ところが、この火災騒ぎが原因なのかはわかりませんが、風呂から出た後、ナイトっちが熱を出していました。暖かくなってからはしばらくなかったナイトっちの急な発熱。夜中に計ってみたら、39.5度ありました。

 火災より、今はナイトっちの熱のほうが心配です。

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2009年5月23日 (土)

マイカードができた

 今月は19日が火曜日だったので、毎月恒例の我が家オリジナルのケーキの日が、今日まで延びてしまいました。

 でも、今日こそはケーキが食べられると、子どもたちは喜んでいます。図書館に行きたい事情もあった私が、そのついでにケーキも買ってくるつもりでいたら、子どもたちが二人とも、私の行動についてきたいと言い出しました。

 電車に乗るような遠出はあまりしたくないけど、ずっと家にいるのもつまらない。難しいお年頃の二人です。

 先に、まず図書館の用を済ませることにしました。本を返すだけなら図書館の中まで入ることもなかったのですが、ちょっと思うところあって入館。このために、ヒメっちの保険証を持ってきていました。

 ヒメっちは小学生になっているので、もう自分用の図書館の貸し出しカードを作ってもらえるはず。申し込みはすべて私が手続きしましたが、ヒメっちの名前が書かれている図書館カードが、今日から使えるようになったというわけなのです。

 早速、ヒメっちは小学生向けの料理本を一冊、自分のカードで借りていました。

 ヒメっちにもナイトっちにも、それぞれの名前の入ったキャッシュカードなどはすでにあることはありますが、当然ながら管理は子どもたちにはさせていません。今日作ってもらった図書館カードは、ヒメっちにとっては自分の一部の個人情報を持つものとしては、初めて自分に任されたものとなるのです。

 心なしか嬉しそうに、自分の財布の中にしまっていました。これからは、借りる資料の点数も自分で責任持たなきゃならなくなるということを自覚するようになるのは、もう少し先のことかもしれませんけどね。

 図書館を出た後、さらにもう少し歩きつないでいつものケーキ屋さんへ。ショートケーキを4つ購入。

 最近では、ナイトっちも自分で買ってほしいケーキをはっきりと言うようになっています。ショーウィンドウに置かれている手書きのPOPカードの文字を、自分で読んで私にリクエストしてきます。

 文字を読むことにもうほとんど抵抗のないナイトっちが図書館カードを作れるようになるのは、まだ三年も先のことですけど、早くもカードを欲しそうにしていました。小学生になったら作ってもらえる、と言えばわかってくれます。

 ナイトっちにも、小学校に入学したらすぐに作ってあげないとね。

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2009年5月22日 (金)

就寝前の根競べ

 一時期の私に言わせればなんでもないレベルなんですが、最近ヒメっちが、夜眠れなくて困ることがあるようです。

 二年位前の私の不眠はかなり酷いものでしたが、ヒメっちの言うそれは、不眠というような深刻なものではなく、ただ時間が来て床に就いたときに、すぐに眠りに入れなくて退屈を覚え始めるというレベルのものです。

 ナイトっちが早々に眠ってしまい、ママっちしかいないときにはどうしているのか知りませんが、ヒメっちがまだ起きているところに私が居合わせているときは、今でもヒメっちの隣で絵本を読み聞かせたりしています。読んでほしい本を持っておいで、というと、「何冊まで?」という質問が返ってくることがあります。

 そんなに何冊も、寝る前に読んでほしいというのか・・・。

 結局は、二~三冊くらいに落ち着くんですけどね。

 持って来る本は、幼稚園に通っていたころに貰ってきた本が多いです。寝る前は、軽い内容の本がいいのかもしれません。

 そういう絵本を、早いときで一冊の半分、遅いときでも二冊読み終わるころには、もうすっかり眠りの淵にいざなわれています。そのままいい夢が見られそうな、いい表情で眠っています。そんなときは、私にもちょっとした充足感があります。

 同じことを、ナイトっちが言ってくることもあります。一日遊びつかれたヒメっちが先に、何もしなくても眠ってしまい、お昼寝をたっぷりしたナイトっちが生き残ってしまうという、また別のパターン。

 ヒメっちに読むよりもさらに簡単な、字のほとんど書いていない絵本を、ナイトっちもやっぱり、二~三冊持ってきます。

 でもナイトっちの場合、三冊くらい読んでも寝ないことが多いのです。私の隣でおとなしくなっていると思ってふとナイトっちの顔を見てみると、目だけはしっかり開いて絵本のページを見つめていることがよくあります。むしろ、眠れなくて困ることがあるのはナイトっちの方なのかもしれません。

 今ではナイトっちも、ひらがなとカタカナなら自分で読めるので、セリフを交代に読んだりする余興も交えながら、あまり興奮はさせないように気をつけながら、読み聞かせにつきあっています。

 私自身疲れてフラフラなときは、「お父さん、絵本読んで~」と言ってくる子どもの声に、素直に応じたくないと思うこともあるにはあるのですが、やっぱり断れないものです。いつまでも続くことじゃないとわかっているからなのかもしれません。

 絵本を枕元で読んでもらったときのことや、その絵本の内容を、子どもたちが大きくなったときにずっと覚えてくれているかどうかもわからないんですけどね。

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2009年5月21日 (木)

遠足は楽しかったって

 朝になってもまだ少し、ヒメっちは遠足に行きたくないようなことを言っていました。

 でもそこは、学校の行事なんだから行かなきゃダメだと、ちょっと私が怖い顔をして言い聞かせておきました。

 私が少し先に自宅を出たのですが、満員電車の中で気持ち悪くなってUターン。朝からちょっと体調がよくなかったので、仕事は休むことにしてママっちにメールするときに、ヒメっちが学校へ行ったかどうか聞いてみると、ママっちが一緒に登校することで、なんとか腰を上げたのだそうです。登校の途中、仲のいい子と会えたりすると、もうその場で自分から「行ってきます」と走っていったのだとか。

 その後ママっちは、すぐに先生と連絡を取り、昨日のことを相談したのだそうです。遠足では同じグループになるというので、ちょっと注意して見ておきますとのこと。

 具合の悪かった私は、ゆっくりと休んでヒメっちやナイトっちが帰ってくるのを待っていました。

 昼過ぎ、外出中のママっちからの電話で起こされ、幼稚園帰りのナイトっちと一緒にママっちが帰宅。続いて、ヒメっちも元気に帰ってきました。

 遠足は楽しかったと言っていました。それは何より。何度も行ったことのある広いばかりの自然公園なんですけど、初夏のこの陽気に水遊びをしてきたらしく、生き生きとした表情で帰ってきてくれました。

 遠足が終わり、児童を帰宅させた後の学校からと思われる電話が、その後ありました。

 例の問題児Aくんには、先生からも注意をし、またこれからも目を光らせておくというようなことと、それでも目の届かないところがあるかもしれないので、気がついたことは相談してほしいといった内容だったようです。

 ヒメっちはAくんと仲直りした、と言っていました。

 ほとんどが、絵に描いた餅でしかないとしか私には思えませんけど。

 入学してすぐに問題児と見られている子がそんなに簡単に変われるはずもないし、仲直りしたと言っているヒメっちも、無理してそう言っているようにしか私には見えません。

 私自身もまた、目を光らせておかなくてはならないもののようです。

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2009年5月20日 (水)

家庭訪問とその後の事件

 小学校の家庭訪問がありました。私はその場にはいられませんでしたが、ママっちがヒメっちの担任のS先生との三者面談に臨んでくれました。

 これから先はいろいろと問題も出てくるものなのかもしれませんが、今のところはヒメっちの評価は上々です。一年生にしては大人っぽい考え方をするし、周囲によく気を配れると、あまり悪い点の指摘が出てこないような面談だったそうです。むしろ、改善したほうがいいところを聞きたいところなのですが、先生からもそのような指摘が積極的になかったのなら、そういうものと捉えていてもいいのかもしれません。

 ところが、先生が我が家をお出になった後、ちょっとした問題があることがわかりました。

 ヒメっちの隣の席のAくんという子、まだ小学校に入学して1ヵ月半ほどしか経たないというのに、私の耳にさえその子の問題児ぶりが多方面から何度も聞かれることを考えると、かなり困った子のようなんですが、ヒメっちがAくんから、「死ね」などという罵詈雑言を浴びせられていたらしいのです。

 ヒメっちの言い分をママっちから間接的に聞いた限りではありますが、Aくんがある女子児童の悪口を言っているところをヒメっちが注意したときに、そのような仕返しをされたんだとか。

 問題児はどこにでもいるものだし、それも含めて社会生活を学んでいってくれればいいとは思うものの、これは行きすぎです。看過できないものと私には思えました。

 明日はヒメっちがずっと楽しみにしていた遠足があり、しかもこのAくんとヒメっちは同じグループで行動するというのです。明日の遠足には行きたくないと、ヒメっちは家庭訪問が済んだ後になって泣き出したのだそうです。

 家庭訪問のときに、先生がおられる間にその話をしなかったのは、ヒメっちなりの気遣いがあったからなのだということは自明。

 家庭訪問が終わるまでに話してくれればと言い訳するママっちに、ちょっと腹が立ちました。

 後からでもすぐに連絡を入れて相談するべきことです。私がその話を聞いたときはもう遅い時間だったので、明日、遠足が始まる前に連絡をするようなことを言っていましたけど。夜に私に相談してくれただけでもよしとするところでしょうか。

 ずっと楽しみにしていた遠足を、そんなつまらないことで不意にするようなことだけはしてほしくない。まだ私が表立って口をはさむようなことは考えていませんけど、ヒメっちの名誉は守ってあげなくてはなりませんから。

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2009年5月19日 (火)

毎朝恒例の質問

 最近、朝になるたびに、ナイトっちが同じ質問を私にしてくるようになりました。

「お父さん、今日はお仕事行くの?」

 もちろん、週末はのんびりと「今日はお休みだから行かないよ」と答えるし、平日ならあわただしく朝の支度をしながら「今日はお仕事があるんだ」と、普通に説明するのですが、これがほぼ毎朝のように繰り返されているのです。

 ある朝、ふとナイトっちにこんな質問をしてみました。

「お父さんがお仕事に行くほうがいい?それとも行かないほうがいい?」

 するとナイトっち、しばらくじっと考え込んで、小さな声で、

「行くほうがいい」

 と答えました。

 そこでその理由を聞いてみようとしたのですが、そうしたらナイトっち、何を思ったのかさらに小さな声で

「やっぱり行かなくていいや」

 と真逆の答えに言い換えたのです。結局、理由は答えてくれませんでした。

 ヒメっちなら喜んで、「お父さんのお休みの日がいい」と言ってくれそうですが、ナイトっちは何を思っていたのでしょう。

 ヒメっちがナイトっちくらいのころと比べてみると、私がナイトっちのために遊びにつきあってあげられている時間は確かに少なくなっているように思います。三年半ほど前といえば、まだナイトっちは首も据わらないころの赤ちゃんでした。今のようにヒメっちにナイトっちをあずけておけるわけでもなく、むしろまだまだ会話が相互に通じるようになったばかりのヒメっちにも手がかかるころだったので、ナイトっちのことはママっちに任せて、私はヒメっちの相手をすることの方がずっと多かったし。

 子どもが二人になれば、親の愛情も分散してしまうという考え方はとっても寂しいものですが、現実はそんなものなのかもしれません。

 ナイトっちのために作る時間も、なるたけ意識するようにしなくては。

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2009年5月18日 (月)

チビって何だろう

 我が家で一番小さいのは、言わずもがな、ナイトっちです。家族四人の中で、唯一身長が1メートル未満。

 そこで時々、私はナイトっちのことを「チビ」とからかうことがあります。

 すると、ナイトっちはムキになって、「チビじゃない!!」と反論してきます。どこまで意味を理解しているのかは怪しいものですが、なんとなくからかわれているというニュアンスは伝わっていて、僕はもうそんなんじゃないよねとでも言いたげです。

 するとそこに、ヒメっちが追い込みをかけてくるのです。

「チビじゃないなら、一人でパジャマ着られるよね。オシッコだって立ってできるよね。」

 なかなか鋭いツッコミです。チビとからかうだけが目的の私には、ここまで応用できません。

 痛いところを突かれたのがわかるのか、つい押し黙ってしまうナイトっち。やっぱりまだまだチビちゃんです。

 汚名返上、見事に果たしてくれ、我が家の可愛いおチビちゃん。

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2009年5月17日 (日)

眠気の向こうの親子喧嘩

 昨日今日と仕事は休みだったのですが、昨日もあまりしっかり眠らなかったからか、今日の朝食の後、猛烈に眠くなってしまい、午前中はずっと寝ていたようです。

 途中、一度目が覚めたとき、ママっちとヒメっちが何やら口論している様子が、遠くのほうから声だけ聞こえていました。

 ねぼけていたのであんまりよく覚えていないのですが、休みの日くらいは私に好きなだけ眠らせてあげなさいというママっちの意見と、休みの日しか遊べないんだからお父さんと遊びたいというヒメっちの考えとが衝突していたようです。

 どちらの考えもありがたいことなんですよね。

 昼食をきっかけに私も起きだして、五月だというのに薄ら寒く、わずかながら雨も降っているところに、ナイトっちの自転車の練習につきあつてあげてほしいというヒメっちのリクエストで、少し外出することにしました。

 普段、ナイトっちはあんまり自転車の練習をさせてもらっていないのか、あまり上達していません。私がたまに思い出したように自転車の練習をさせたところであまり効果はないと思うのですが、しないよりはいいだろうと、小さな自転車を引っ張り出して、私とヒメっちは歩いて、ナイトちっはのろのろ運転の自転車で、近くの公園までの短い散歩に行ってきました。

 少しだけ遊んで、コンビニでおやつを買ってすぐに帰りましたけどね。あまりにも寒かったので。

 せめて、もう一日休日が欲しいところです。

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2009年5月16日 (土)

六歳なりの気遣い

 先週の日曜日、母の日に外食しようと思っていたのに、マンションの総会があって行けなかったお話を書きましたが、そのリベンジマッチを行おうということで、日が暮れ始めたころに家族で商店街まで出かけ、焼肉を食べに行ってきました。

 ちょうど夕食の時間帯だったため、店内は混んでいましたが、なんとかテーブル席を確保。肉を焼く側に回らなくてはならない私とママっちは、これでもなかなか大変な役どころでしたが、子どもたちがおいしそうに食べてくれるので、高くはついたけど行った甲斐もあったというものです。

 ヒメっちはやっぱり、牛タンがお気に入りのようでした。

 食事がひととおり終わるころ、店のスタッフがアンケートとを書いて欲しいと言ってきました。子どもたちもしっかり自分用にアンケート用紙を貰い、それぞれ思い思いの回答を書き始めました。

 ナイトっちはまあ、ただぐるぐるとデタラメに落書きしていただけだったんですが、ヒメっちは実に真面目に回答していました。質問の内容は、大人向けに書かれているので、ふりがななどふっていないのですが、質問の内容をしっかり理解して、書けるだけのことを書いていたようです。

 書き終わったものを見せてもらって、ちょっとビックリ。

「店内でお気づきの点、不満な点がありましたら、どんな小さなことでもいいのでお書きください」

 という設問に、ヒメっちはこんなことを書いていました。

「おやさいとか、できればタダにしてほしい」

 気持ちはわからないでもないけど、それは無理でしょう(笑)。

 私には笑われ、ママっちからは「恥ずかしいこと書くな」とまで言われてしまい、ヒメっちは泣き出してしまいました。せっかく書いたアンケート用紙はもう出さないことにし、くしゃくしゃにしてしまいました。

 そのときはただの笑い話のようにしか思わなかったのですが、よく考えてみれば、ヒメっちは私の懐具合を自分なりに気遣ってくれていて、それでこんなことを書いたのです。そのことに気がつくのが少し遅かった。

 最初にそちらに気がついてさえいれば、同じ笑うのにしてももう少しヒメっちを傷つけないでおける方法もあっただろうに、ものの順序を間違えてしまった私。ダメな父親です。

 最近ちょっと泣き虫さんなヒメっちですが、私に気を遣ってくれる優しい子だということはよくわかっています。六歳の世間知らずゆえに、ちょっと的外れなことを言うことがあっても、それは御愛嬌というもの。ただ笑ってしまっただけだったのは、よくなかったですね。

 もちろん、ヒメっちの気持ちをよくわかっていることだけは、後からでもフォローしておきましたが、ヒメっちの優しさに答えてあげられる優しい父でありたいと考えさせられた出来事でした。

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2009年5月15日 (金)

おととしの来年は去年

 我ながらよく続いているものだと思うのですが、このブログを立ち上げてから、三年半近い歳月が過ぎようとしています。

 会社の昼休みのときなどの暇な時間に、私は時々、自分のブログのちょうど一年前や二年前の記事を読むことがあります。何年か前の今頃は、我が家はどんなだったのか。懐かしい想いなども振り返りながら、そのときのことを思い起こしたりするのです。

 あまり多くはないのですが、写真もいくつかアップしているので、当時の写真を眺めては、子どもたちがまだ小さかったころを回想したりします。

 やっぱり、一年も開くと、ヒメっちもそうですが、ナイトっちの体のつくりが大きく変わっているように思います。二人とも、ぐんぐん成長しているんですね。

 ブログを続けていてよかったと思える瞬間です。

 来年の今頃また、この記事を忘れたころに読むことがあったら、同じことを思い起こすんでしょうね。

 私自身は、あまり成長していないみたいです(笑)。

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2009年5月14日 (木)

「ひ」が書けた

 姉に負けず、識字の才のある三歳児ナイトっちですが、早くも、ひらがなを書くことに挑戦し始めています。

 今のところ、まだ書ける字は「ひ」だけなんですが、なぜか、「ひ」の字だけ、書けるようになっているのです。

 私の前に「ひ、が書けたよー。」と言いながら持ってきた紙切れには、確かに、サインペンか何かで書いた、まだちょっと頼りなげな「ひ」の文字がありました。でも、ちゃんと読める字にはなっていました。

 それ以後、私も予想していなかったことなのですが、ヒメっちがナイトっちに字を教えるのに熱心なのです。鉛筆でお手本となる字を書いたところに、サインペンでなぞってごらん、などと、一生懸命に教えています。書き順も一緒に。

 ちょっとでもできたら、大げさなくらいに褒めたおすやり方は、多分私からそのまま受け継いだんでしょうね。

 もうしばらくしたら、自分の名前くらいは書けるようになっていることと思います。

 文字を書くことを覚え始めたナイトっち、じゃあ読むほうはどうかというと、こちらにもちょっと面白い傾向があります。

 子どもがたどたどしく絵本の文字を読んでいくときのイメージって、文字をひとつひとつリアルタイムに拾い読みするような印象がありますよね。「こんにちは」と書かれているとしたら、「こ・ん・に・ち・わ」と一文字一文字、指で文字を指しながら、じれったくなるようなスピードで読んでいくものだと思うのですが、ナイトっちの場合はちょっと違うのです。

 ナイトっちは、まず書かれている文を、いったんじっと見つめます。数秒ほど見つめ続けて、その後にその一文を、一気に吐き出すように口に出すのです。

 一文字ずつ拾い読みすることを意図して避け、頭の中にその文の読み方と意味を一度バッファリングして、その作業が脳内で完成してから口に出してしゃべるという動作をしているようなのです。

 ヒメっちにはこんなプロセスはなかったと思います。

 子どもの成長プロセスって、ひとつひとつ見ていると本当に面白い。

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2009年5月13日 (水)

三歳から見た家族の顔

 母の日といえば、先週の後半くらいのころだったと思いますが、幼稚園で描いたママっちの似顔絵を、ナイトっちがもって帰ってきました。

 人の顔なのか何なのかもまだよくわからないような絵なんですが、ナイトっちが初めて持って帰ってきた幼稚園での作品です。

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 一番大きく描かれているのがママっちです。その左下にいるのがナイトっちで、左上に私、右上にヒメっちと、家族四人全部描いてくれました。右下の小さくて黄色いのは、「間違えちゃった」と言っていました。何か描こうとしたけど、途中でやめたものみたいです。何を描きたかったんだろう。

 ナイトっちは最近よく、家族の誰が好きかを語るときに、

「お父さんとお母さんとお姉ちゃんが好きなの」と、三人を必ずセットで言おうとします。その中でも一番好きなのは?などと意地悪問題を出してみても、必ず三人セットでしか答えません。

 ナイトっちにとっても、私たち三人は切り離して考えられないもののようです。

 一番正しい答えです。似顔絵にもその想いが現れているんですね。

 来月は、私の似顔絵を持って帰ってくるはずです。どんな絵なんだろう。楽しみに待っていようと思います。

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2009年5月12日 (火)

いずれそのうちって、いつなのよ

 昨夜はわりと早めに、といっても九時はまわっていましたが、仕事から帰宅することができました。子どもたちはきっとまだ起きていてくれるだろうと思っていました。

 たまにしか聞くことのできない、子どもたちの「おかえり」の一言。いいものですね。

 今もなお、子どもたちは二人とも、玄関まで競い合って私を出迎えてくれます。そして、着替えもそこそこの私にまとわりついて、私の右と左からステレオのスピーカーのように、それぞれの土産話を語ってくれるのです。

 聖徳太子が同時に聞き分けた人の声は7人とも12人とも言われていますが、私には2人の声を聞き分けるのさえなかなか大変です。

 まもなく二人はお風呂に入ることとなり、洋服を脱ぎ始めたのですが、脱衣室で脱げばいいものを、その辺に適当に脱ぎ散らかして、すっ裸で私に抱きついてきたりします。二人一緒にです。

 たまに私が早く帰ると、こんなにもテンションが高くなる二人。ママっちが、あと数年もしたらこんなこともなくなっちゃうよ、と身も蓋もないようなことを言っていましたが、それまでの間だけでもいいから、めいっぱい子どもたちとのスキンシップを楽しんでおきたいと思います。

 こんなにも可愛い二人でも、いずれは父親を遠ざけるような時期がやってくるものなのか、想像もつかないんですけどね。きっとその時期が来たなら来たで、子どもたちとの適切な距離感があるものなんでしょうね。

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2009年5月11日 (月)

着替え中につき

 私とはまだ、一緒にお風呂にも入るし、外出先ではたまに、トイレでさえ中までついてきて欲しいというヒメっちなんですが、小学校で体育の授業のために体操着に着替えるときは、もう見られていることを意識しているようです。

 体育の授業そのものは大好きなヒメっちなんですが、その前に着替えをしなければならないのが唯一の難点。まだ男女の区別などなく、教室で一緒に着替えます。ヒメっちの学校の体操着は、上半身はいったん全部脱いでから着なければならないのだそうです。その着替えの最中に、男の子がいると、やっぱり着替えにくいらしいです。

 そこで最近は、裸を見られないように着替える方法をあみ出したのだとか。多分、肌着の上から体操着を着て、後から肌着だけ抜き取るといったようなことなのでしょう。

 これが男の子の場合は、自分たちも見られていることに頓着していないんでしょうね。また、女の子がそこまで意識しているほどに、男の子たちは気にかけてもいないのだと思います。

 女の子の方が早熟とはよく言ったもので。

 いつごろから着替えの部屋を分けるようになるんでしょうね。私が教育実習に行っていたころは、三年生のクラスでも着替えを分けたりなどはしていませんでした。高学年になったらさすがに、昔ならともかく、今の子どもたちにそうはしていられないでしょうから。

 小学校に入ったばかりのヒメっちですが、いろいろ苦心もあるみたいです。

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2009年5月10日 (日)

最悪のドタキャン

 子どもたちは昨日と同じく遠出したがらないし、特にどこに行く予定もなかったのですが、母の日だし、夕飯をママっちが作るんじゃなくて、外食することを考えていました。

 ヒメっちのリクエストを聞いてみると、もう何ヶ月も前になりますが、一度連れて行った焼肉屋さんにまた行ってみたいとのこと。焼肉だと、子どもたちはいいけど、親が肉を焼く側に回らざるを得ないので、ママっちが楽できるかどうか微妙なんですが、「作らなくても済むというだけでも」というママっちの考えとともに、夕飯は焼肉にしようということになっていました。

 さぞや、ヒメっちが楽しみにしていたと思います。

 夕飯までの間、まだ少し時間があったので、子どもたちを連れて少しだけ散歩することにしました。その帰り、マンションの敷地の中を歩いていて、ヒメっちとマンションの共用スペースのことをいろいろ話しているときに、私はふとあることを思い出してしまいました。

 共用スペースといえば、今日はマンションの管理組合の総会があったはず。

 マンション全体の共有財産の収支や、今後の組合の活動について報告してもらう場が、毎年この時期に開催されているのです。管理会社がしっかりやってくれているという甘えもあって、最近は出席していなかったのですが、来年は我が家に理事の順番がまわってくるはずだし、今回は出席しておいたほうがいいだろうと考えていたところでした。

 帰宅早々、玄関で靴を脱ぐより先に、ママっちにそのことを聞いてみると、確かにそのとおり、総会は今日開催される予定となっていました。

 私もママっちも、そんな大事なことをすっかり、さっきまで忘れていたのです。

 総会が終わるのが午後8時という時点で、もう家族で焼肉を食べに行くという選択肢はなくなってしまいました。

 私かママっちどちらか、総会に出席しない方が子どもたち二人を連れて行くことも考えてみたのですが、四人で行けなけりゃ意味がないと譲らなかったのはヒメっちでした。

 もうまもなく四人で焼肉を食べにいけると期待していたヒメっちの頭に、急に水をかぶせたようなものです。膨らみきった期待を一気にぶち壊されて、泣き出してしまうヒメっちでした。

 結局、総会には私が出席し、焼肉は来週に順延。今日の夕飯はママっちがいつもどおりに作るということで落ち着きましたが、ヒメっちには本当に悪いことをしてしまいました。

 総会の帰りに、ジュースやお菓子をたくさん買い込んで、少しでも子どもたちに埋め合わせするくらいしかできない私。なんとも情けない。

 私が帰宅したときには、いつもどおり元気に二人が迎えてくれました。

 マンションの総会なんて面倒なイベントなんですが、自分たちの住まいのことだし、もっとしっかり意識していないといけないんです。子どもたちの期待を裏切ってしまっても、いずれは子どもたちに受け継ぐことになる我が家。住みやすい家にしないといけませんね。

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2009年5月 9日 (土)

姉弟の年齢差による父のひそかな悩み

 天気もいいし、せっかくの休日だからと、電車に乗って行くようなところに遊びに行こうと子どもたちを誘うにも、最近は子どもたちのほうがむしろ、出かけたがらなくなっています。

 原因は、ヒメっちの乗り物嫌いによるところが大きいのです。

 ナイトっちは電車に乗るのも好きなんですが、なにしろヒメっちが、電車もバスも、タクシーなどの自動車も好きじゃない。せいぜい、私かママっちの乗る自転車の後ろに乗るのなら抵抗がないといったくらい。一年生になって、ヒメっちもずいぶん体が大きくなり、自転車の後ろに乗せるにも、かなり負担が大きいのですが、自転車では行動範囲もずいぶん限られてしまいます。

 結局、今日も児童館に遊びに行くことで決着。

 ナイトっちは今のところ、お出かけだったらどこに行くのでもさほどわがままも言わないので助かっていますが、もう少し知恵がついてくると、休日の過ごし方をどうするか、大いに悩むことになりそうです。

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 現地に着くなり、子どもたち二人は別行動。ママっちがナイトっちのおもちゃの車に乗って遊ぶのにつきあっていたので、私はヒメっちがいる工作ルームに行くことにしました。

 たまたま、児童館のスタッフの指導で、風車を作ろうというイベントが行われていたので、ヒメっちもそれにならっていました。

 できあがった風車、色紙と割り箸と竹ひごだけで作った簡単なものなんですが、よく回ります。走り回らなくても、普通に歩いて起こる風の流れだけでも十分に、くるくる面白いように回るので、受け取ったナイトっちがまた大喜び。

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 子どもが無邪気に喜んでいる様子に癒されます。

 児童館の外では、シャボン玉を大量生産する機械のデモをしていました。外側には古いパソコンのケースを使い、中に仕組まれたシャボン玉を生成する仕掛けで、無数のシャボン玉を発生させる、児童館スタッフのオリジナルの機械です。

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 中の構造は簡単なものでしたが、見事にたくさんのシャボン玉が飛び回っていました。

 この周りで、二人ははしゃぎまわっています。

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 いつまでこんな楽しみ方ができるのか、三歳四ヶ月の年齢の開きを休日になるたびに痛感するこの頃なんですが、子どもたちの笑顔にはやっぱり、勝てないでいる私です。

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2009年5月 8日 (金)

無邪気は無敵

 連休最後の日の雨の日の散歩といえば、もうひとつ、こんなこともありました。

 我が家の子どもたちは普段から、雨の降る日に傘を片手に差しながら自転車に乗るという行為はとても危険なことなので、やってはいけないと、ママっちから教えられています。

 私が休日に子どもたちを散歩に連れ出すときは大抵、距離は子どもにとってはちょっとハードなものとなることはわかっていながら、散歩だという理由もあって、自転車は使いません。歩いて商店街までのんびり移動します。雨が降っていれば、当然傘を差しながらということになります。

 この日、商店街に差し掛かったとき、いい大人の人が傘を片手に自転車に乗っている様子を、ナイトっちが目撃しました。

 その人を指差しながら、

「大人なのに傘差して自転車乗ってるよ、いけないんだー。」

 などと、大声でまくし立ててくれました。

 その自転車と傘の主が、ナイトっちにそんなふうに言われていたことに気がついていたかどうかも、今となってはわからずじまいですが、ナイトっち、なかなかの大胆ぶりです。

 さすがに、三歳の子に非をとがめられて、逆ギレして食ってかかってくるような人もいないとは思いますが、私としては返答のしようもなく、ただ苦笑するばかりで(笑)。

 無敵の強さを誇る、ナイトっち三歳の大人への攻撃手段を垣間見たようでした。

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2009年5月 7日 (木)

コーヒーと紅茶とジュースを足すと

 昨日は傘を差しながらの散歩程度のおでかけにとどまったと書きましたが、そのときのお話を。

 商店街まで行くつもりで、ヒメっちとナイトっちを連れて三人で傘を差しながら歩いていたとき、ナイトっちがいきない「トイレに行きたい」と言い出しました。

 そういえば、出かける前にトイレに行かせていなかったことを思い出しましたが、もう後の祭り。近場でトイレのありそうなところというと、コンビニかその近くの喫茶店かといったところでした。

 トイレを貸してくれるコンビニは稀にあるものですが、トイレだけっていうのも気が引けるので何かちょっとしたものを買っていけばいいような気もします。でも、その近くの喫茶店に、何年も入っていなかったので、たまにはそういう店に入ってみるのもいいかという気になり、喫茶店を選ぶことにしました。

 注文より先にトイレを済ませ、ナイトっちが落ち着いたところで三人でテーブルを囲んで注文するものを決めます。

 私はキリマンジャロ、ヒメっちはダージリンティー、ナイトっちはオレンジジュース。

 コーヒーはちょっとぬるくて、いまひとつな感じでしたが、ヒメっちの紅茶とナイトっちのオレンジジュースはどっちもおいしかったらしいです。静かで子どもをあまり寄せ付けようとしない店の雰囲気に、二人とも少し緊張していた様子でしたが、それもまんざら悪くはないといった感じでした。

 さて、そろそろ出ようということでお勘定。この店、わりと高いのです。コーヒー一杯で550円。紅茶もオレンジジュースも同じ値段でした。

 合計していくらになるのか、ヒメっちが計算してくれました。

 550 × 3 = 1650 と計算したのならかなりすごいことなんですが、ヒメっちは 550 に 550 を足して、その結果にもう一度 550 を足して計算していました。1650 という答えにはたどり着いていたので、立派なものです。暗算だし。

 掛け算にはまだちょっと拒否反応があるみたいで、九九の暗誦を極端に嫌がるのは私のせいかもしれませんが、算数が嫌いというわけでも、苦手なわけでもないようです。

 ナイトっちをトイレに連れて行くだけにしては高くついたけど、ヒメっちの計算能力がわかったのは収穫だったかな。学校でも頑張っているみたいですから。

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2009年5月 6日 (水)

まいちゃん誕生

 あいにく、五連休の最終日は一日雨が降っていました。昨日ふらなかっただけでもよしとするかというところですが、お出かけするも傘をさして散歩する程度にとどまり、まったりな休日となりました。

 ただ、今日はヒメっちが楽しみにしていたものがありました。

 今、NHK教育テレビで、もう一度見たい子ども向け番組という企画をやっています。今までにも色々な質のいい番組のあったNHK教育テレビですが、中でも根強いファンがいる番組のひとつに、「ひとりでできるもん」という、子ども向けの料理番組がありました。この「ひとりでできるもん」の第一話を、夜8時15分からリバイバル放送するというのです。

 当時の番組の主役、まいちゃんという女の子は、今のヒメっちと同じくらいの年のころです。扱う料理も、回を追うごとに複雑なものになって行きましたが、最初はゆでたまごとか目玉焼きとか、簡単なものがほとんどでした。

 料理をすることに強い興味を持っているヒメっちは、この再放送をとても楽しみにしていました。

 そこで、意気揚々と見始めたまではよかったのですが、何しろ放送されるのは15分番組の第一話だけです。物語の設定を紹介するだけにとどまってしまい、いよいよゆで卵を作り始めようとするところで、その第一回目の放送は終わってしまいました。実際に料理を作るプロセスは、第二話以降ということになっていたようです。

 第一話だけを紹介するということを聞いていた時点で、なんとなくイヤな予感はしていたのですが、ヒメっちが一意番見たかったところは放送されずじまいとなってしまいました。

 番組のエンディングのころには、ヒメっちが大声をあげて泣いていました。

 番組の内容を書籍化した本を図書館でよく借りていたヒメっちが、「ひとりでできるもん」をテレビで見られると聞いて、自分と同じ年頃の子がどんなふうに料理をするんだろうと、心を躍らせていたのがわかっていただけに、ヒメっちがどれだけ悔しかったか、私にも伝わってくるようでした。

 一番肝心なところのツメが甘いのよ、NHK教育テレビ。

 ネットで動画サイトを検索してみたら、ゆで卵ではなかったけど、フレンチトーストを作るときのお話だけ、見つけることができました。これを、まだ泣きべそ顔のままのヒメっちに見せてあげたら、少しは気を取り直してくれましたが、とってつけたような物語の設定なんてどうでもいいから、実際に料理をしている回を放送してくれた方がよほど価値のある再放送となったものと思います。

 まだまだ火や包丁は、ママっちの監視の元でないと使わせてもらえないヒメっちなんですが、料理を作ることに対するヒメっちの強く純粋な興味や関心を、大切に育ててあげたいと思います。

 我が家のまいちゃんは番組のような魔法は使えませんが、これからどんどん料理上手になっていってくれることでしょうから。

 番組に登場する未来の使者は、ヒメっちにも不思議な呪文を唱えたのかもしれません。

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2009年5月 5日 (火)

不用品は記念品

 ママっちの実家は歯医者さんです。私から見て義父、ヒメっちの祖父が開業している診療所で、今も現役で患者さんを診ています。

 ヒメっちの前歯が、ここ一週間ほどずっとグラグラしたままで抜けないでいるので、プロの技術で抜いてもらうことになりました。

 最初は怖がっていたヒメっちでしたが、痛くないように抜くことができるというので、それほど時間をかけることなく抜歯に応じることに。

 抜けたというヒメっちの歯を見せてもらいましたが、乳歯って小さいんですね。多少磨り減ったりもしていたのでしょうが、米粒みたいな歯です。真っ白で、形も綺麗で、しつかり歯磨きをしてきたことを物語っているような歯でした。

 前歯に一箇所だけ隙間のできたヒメっちの顔はちょっと間の抜けたようになっていましたが、今はまだ違和感たっぷりの口の中で、あるべきものがなくなっていることに、ヒメっち自身戸惑っているのかもしれません。

 抜けた歯は記念に貰っていくことにしました。私が子どものころは、屋根の上やトイレに捨てたりしたものですが、ヒメっちのは最初の歯だし、記念のものとすることにしました。

 今日はもう、我が家は東京に戻らなくてはなりません。祖父母によくお礼を言って、帰りの電車に乗るために駅へと向かうとき、子どもたちは二人とも、少し寂しそうでした。最終日のせいか、ヒメっちもナイトっちも一日中祖父母にべったりとくっついていましたから。

 3日間、あっという間でしたが、お世話になりました。

 またひとまわり、子どもたちが大きくなったころに、お邪魔いたします。

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2009年5月 4日 (月)

一日遊び倒す

 最近はママっちの実家に行くと必ず遊びに行っているところがあります。

 電車で繁華街まで出ると、子どもを遊ばせるのにちょうどいい屋内施設が、あるビルの中に入っています。昨年のゴールデンウィークに行ったのが初めてで、私は一緒に行けなかったけど九月にも行っているはずなので、今回で三回目でしょうか。

 ヒメっちはやっぱり、最初にやりたがるのがこれ。ドレスを着て写真を撮るコーナー。男の子の衣装もあるのですが、ナイトっちはなぜか、どうしても着たがりませんでした。女の子のドレスを着たいとも言いませんでしたが、かっこいいタキシードを着たナイトっちを見てみたいのは親だけで、本人はどうしても嫌だと強く主張。親の薦めるものにはたいてい素直に従うナイトっちが、どうしても嫌だと言うので、諦めざるを得ませんでした。

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 確かに、フォーマルな服装は、私も好きじゃないものね。

 ナイトっちは子どもらしく、こういうコーナーが好きです。バッテリー式の車やバイクに乗って一周したり、ボールプールに埋もれたり。

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 これはこれで楽しそうです。

 ふわふわが3つほどあって、一通り全部試してきました。中で飛び跳ねているナイトっちです。楽しそうですねえ。

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 都会の場合、ふわふわの中に入れるのは子どもだけだったりすることが多いですが、ここでは大人も一緒になって入ることができます。この巨大な風船に体当たりしたりダイブしたりすると、そのままの勢いで跳ね返されるんですよね。大人だと体重があるから余計にそのショックも大きいみたいです。

 確かに楽しいわ、これ。

 ゲームセンターもあるのですが、入場料を払えば、飲み食いする以外はまったくお金のかかるところではないので、ヒメっちの大好きな「太鼓の達人」もやり放題です。無料なので、ノルマクリアしても一曲で終わりなんですけどね。

 でもそこはちゃんと、一曲終わるごとに後ろに並んでいる他の子の後ろに並びなおして、次の順番を行儀よく待っていました。

 一通り遊び飽きて、ビルの外に出ると、そこにも子ども用の遊び場が臨時に設置されていました。こちらは、ゴールデンウィークだけの限定イベントのようでした。

 もう少しまだ時間があるので、こちらでも少しだけ遊んでいくことに。ここにも大型のふわふわが3つほど置かれていました。

 大きなすべり台を滑って遊ぶヒメっちに、大きな竜に食われてお尻から出てきてまた食われるナイトっち。

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 3本のフラフープを同時に回すヒメっち。まったく器用です。

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 子どもたちの楽しそうな表情を見たのは久しぶりだったかもしれません。親は高みの見物しかできなくて、しかもお金を出すばかりの役どころだとしても、この表情が見られれば、それでいいんでしょうね、きっと。

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2009年5月 3日 (日)

長い旅の終わりに

 ママっちの実家に帰省です。今回も、とても歓迎していただきました。

 私の実家ほどは遠くないというものの、東北まで行くのだから長旅です。ヒメっちは多少の不満を残しつつも、祖父母に会えるならと、新幹線の長距離移動に耐えてくれました。ナイトっちはもともと電車に乗るのが好きなこともあって、窓の外を眺めてははしゃいでいます。いつまでそんな無邪気さを持っていてくれるでしょうか。

 子どもたちが乗り物酔いするといけないので、携帯音楽プレーヤーにアニメの主題歌などをてんこ盛りに入れて、持って行きました。子どもたちは二人で仲良くイヤホンを一個ずつ耳に入れて、アニメの主題歌に聞き入っていました。時々小声で歌ったり、その声がたまに大きくなってママっちにたしなめられたりしているうちに、新幹線も無事に到着。酔わずにいてくれて何よりです。

 ママっちの実家に着くなり、客間の床の間に立派な五月人形が飾ってあるのを発見。実家もいただきものらしいのですが、こんなに立派な五月人形、私は今まで見たこともありませんでした。

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 ナイトっちが得意になっています。そういえば、最近何度か鯉幟を欲しがるようなことを言っていた記憶があります。来年は何か、考えてあげなくちゃいけないかな。

 ヒメっちの背が伸びていることや歯が生え変わりそうになっていることに、ナイトっちがおしゃべりになっていることや文字を読み始めていることに、実家の皆さんはとても驚いていました。

 年に二回しか会う機会のない実家の皆さんとしては、毎日子どもたちの様子を見ている私やママっちとはまた違った感慨があるのかもしれません。

 子どもたちも、祖父母に会えたことにが嬉しそうでした。なかなか会う機会のない大好きな人たちに会えたときに、いい表情をするようになっています。

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2009年5月 2日 (土)

少年の気持ちのままで

 明日からママっちの実家に帰省することになっているので、床屋に行くことにしました。

 連休に入ったことだし、でもその連休の半分以上は帰省に使ってしまうので、今日くらいは遠出しようかとも思ったのですが、髪を切ったりしなくてはならないことを考えると、それもできそうにはありません。

 ここは素直に、明日の準備に専念することにしました。

 明日からしばらくごやっいになります、ママっちの実家の皆様。

 帰省の準備といえばもうひとつ重要なのが、長旅対策。乗り物が苦手なヒメっちは、新幹線に乗らずにママっちの実家まで行ければいいのに、などと、現実離れしたことを言っています。ママっちの実家には行きたいけど、それまでの長旅がやはり、堪えるもののようです。

 考えてみれば、私が子どものころ両親の実家に連れて行ってもらうときは、いつも父の運転する車で移動したのですが、渋滞しなかったとして、父の実家が一時間ちょっと、母の実家に至っては二時間ほど、車に乗りっぱなしでした。二時間車に乗るだけでも、かなりの退屈を覚えていた記憶があります。

 新幹線だけで1時間半、その前後も含めれば3時間以上はかかる移動を、子どもたちが喜ぶはずはないのです。私の実家に規制するに至っては、4時間半ほどかかるのですからなおさらでしょう。

 それでも、二人ともいつもお利口にいくつもの電車に乗ってくれているのだから、できるだけの対策には協力しなければ。

 ということで、散髪の行きがけに書店に寄って、また例のごとく、ちゃおと幼稚園の最新号を買って帰りました。

 私が帰宅してからは、二人とも雑誌の付録を広げて遊ぶこととなりました。

 ちゃおは女の子向けの雑誌なので、ヒメっちにはうってつけなのですが、幼稚園という雑誌の場合は男女の区別がありません。男女両方の幼稚園児を読者の対象としています。

 付録にも、シンケンジャーとディズニープリンセスが混在することになります。

 ナイトっちが最初に興味を持ったのは、ディズニープリンセスのアクセサリーでした。

 その後、シンケンジャーの工作でも遊びたがっていたのですが、なぜ最初に興味を持つのが女の子向けの付録なんでしょう。

 紙製の指輪やブレスレットやイヤリングをジャラジャラ身につけて、実に嬉しそうにしているナイトっち。

 大丈夫かい?

 まだ幼稚園に通い始めたばかりだし、社交性を身につけていくのはこれからだから、そこから男の子と女の子との指向性の違いも区別するようになっていくのでしょうけど、ここまであからさまにアクセサリーのおもちゃに興味を示す様子を見てしまうと、さすがに心配にもなってきます。

 このブログの設定は、小さな姫と、その姫を守る使命を帯びたナイトの成長物語のはずなんですが、三年半の間築き続けた設定が、崩れないことを今は願うばかりです。

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2009年5月 1日 (金)

旨いぞ、ジャガイモ♪

 我が家の一人息子、ナイトっちは、生まれつき髪の色が薄く、また全体的に色白です。

 ヒメっちの同級生の子たちからは、ナイトっちはこんな風に呼ばれるのだそうです。

 ジャガイモくん。

 確かに、薄めの茶色の髪と、その下には白くてスベスベした肌。サイズがかなり大きめですが、ナイトっちの頭はジャガイモによく似ています。

 私の中学生のころの同級生にも、ジャガイモというあだ名の男の子がいました。彼の場合は、坊主頭でしかもその頭の形が妙にいびつだったことからその名がつけられたわけなんですが、ナイトっちとはちょっと意味が違っているように思います。

 ジャガイモくん、なんかいい響きです。

 今度味見してみよう。でも、ジャガイモって生だと食べにくいからなあ・・・。

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